飲食店の柱は料理
どんな飲食店にも共通するのが、どんな料理を店の柱にするかということです。
ファミリーレストランは和洋中まで揃っていることが人気ですが、そのファミリーレストランでさえ、近年は和食中心だったり、焼きたてハンバーグを中心としたハンバーグ店と言った方が適切な店だったりと、料理のジャンルを絞り込む傾向が見られます。
こうした傾向が生まれた理由は、何かに限定することで材料の調達が容易になることや、客層を絞り込むことになったとしても、好きな人は何度も足を運んでくれることにメリットを見出したからです。
すべての人を店に呼び込むことはできませんから、それならと好きな人にターゲットを絞り込んだのはいいアイデアと言えます。
居酒屋もご多分に漏れず、料理の種類を絞ってコンセプトにしたコンセプト居酒屋が増えてきました。
人気は何といっても海鮮
居酒屋のメニューで必ず上位に入ってくるのが、新鮮な海鮮料理です。
刺身の盛り合わせを筆頭に、寿司や、魚介類を使ったカルパッチョにサラダなど、全般的にヘルシーな印象のメニューに仕上がっています。
とはいえ、魚介は唐揚げやフライなどの揚げ物にも使えることから、がっつり食べたい人にも人気です。
揚げ物の場合、最近では骨を抜いておくという配慮が半ば常識と考えられていることから、魚の骨を気にしないでがぶりと食べられます。
また、甘辛くじっくりと煮込んで味を染み込ませたタイのアラ炊きは、逆に骨をよけて食べるのが醍醐味と言える料理です。
他にも海鮮丼などのメニューを作ることでお腹いっぱいになるまで食べられますので、新鮮な魚介を使った海鮮メニューが豊富な居酒屋の人気が高いのは納得と言えます。
お酒にもコンセプトがあればよりわかりやすい
この居酒屋は新鮮な海鮮料理をメニューの柱にしているのだなということが分かれば、次はお酒のメニューが気になってきます。
近年、地酒や地元でしか手に入らない焼酎が人気です。
幻と呼ばれる高い酒やその他の酒を、グラスで、あるいは徳利で適量出してくれる店は、注目が集まります。
コンセプトとしては、なかなか飲めない銘酒が飲める居酒屋となるでしょう。
他店に先駆けて揃えることで集客率がアップしますが、そのうちどこかがマネをしだし、我も我もと追随するようになったら、次なるコンセプトが求められます。
居酒屋として気をつけたいのは、新鮮な魚介類をどの程度の値段で提供するかです。
リーズナブルなのにおいしくて安い居酒屋となれば、お客さんとしては行かないと損という気持ちになるでしょう。
それに付加価値を加えるのが、酒という考え方となります。
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