着実に利益を増やす事を考えた居酒屋の経営

原価率を下げるためのコツを考える

居酒屋を経営していて一定以上の売り上げは得られているけれど、期待していたよりも利益が増えなくて困っている時には、原価率を下げるための努力をしてみてください。
店内で提供している料理の原価率を下げるために、肉類や魚介類などを調達するルートを変える人も多いです。
料理のメインとなる食材ですから、原価が少し下がるだけでも利益率に大きく影響するのですが、そこにこだわるだけでは十分に原価を下げているとは言えません。
提供する料理に使われている、調味料の原価率もチェックしておく事によって、年間の利益を大きく向上させる事もできます。
醤油の価格が少し下がるだけでも、年間の消費量から考えると大きな違いになる事を意識してください。
今まで使っていた調味料と比べても、風味がそこまで変化するわけでもなく、原価が安上がりになる調味料を見つける事が重要です。

メニューごとの原価率の違いを考える

お得さを感じてもらうために、全てのメニューの原価率を30%以下に抑えて、お客さんの数を増やそうとしている居酒屋の経営者は大勢います。
しかし全てのメニューの原価を抑えてしまうと、本来であれば更に高い値段でも売れていたはずのメニューまで、利益を落とす事に繋がりかねません。
大トロなどの値段が高いメニューだけ原価率を下げて、高級品が安く食べられるというイメージを付けておけば、他のメニューの原価率はそこまで下げなくても大丈夫です。
目玉商品だけ安くする際には注意が必要で、その目玉商品を注目されなかった際には、お客さんの人数が一気に落ちてしまう可能性もあります。
一部のメニュー以外の原価率を落とさずに、利益に回した分だけ宣伝費を増やすといった対策をしてください。

人件費を安く済ませる方法

高い時給を設定しなければ、人手が集まらなくて困っている居酒屋の経営者の皆さんは、まずは時給アップ以外の方法で人手を増やしてみる事をおすすめします。
いきなり時給を上げて人手を増やそうとすると、いざ経営が苦しくなった時に時給を下げる事になり、人手が一気に離れていく事になりかねません。
まずは店内で振る舞われている、まかない料理の美味しさをアピールしておくと、料理目当てに人手が集まってくる場合もあります。
中トロの切れ端など高級な食材を使った、まかない料理が食べられるという事を大々的にアピールするだけで、時給をアップせずに済んだという経営者も珍しくないです。
まかない料理にお金をかけるのが辛い時には一週間に一回だけでも、まかない料理が豪華になる日があると宣伝する事でも、時給を上げずに人を集める事はできます。